スカイディスク代表の橋本です。AIに関わるビジネスを展開しています。

前回はプログラムとAIを取り巻く社会の変化について書きました。今回は、事業と企業文化つにいて書こうと思います。

私自身はエンジニアから出発した経歴のため、現在の社長業は慣れている訳ではなく、様々な悩みや困難に当たりながらひとつずつ解決していっています。
立ち上げ当初は3人だったメンバーも現在では64人。世界各国から色々なメンバーが集まってくれています。人数が増えるにつれて社内の多様性も増し、様々な意味において共通言語も変わってきました。事業と企業文化に照らし合わせながら、進めているビジネスとメンバーに対する思いのたけも綴ってみたいと思います。

前回の社会の変化と併せてそれぞれの思いを紡いでいくと、それがビジョンになり会社の行動指針に繋がると思っています。ご興味ある方は最後までお付き合いください。

事業について

前回書いた現在のAI環境を踏まえると、今はまさに事業機会に恵まれた時期だと言えます。なぜなら、AIの技術開発とそれを活用するブームが交差している時代だからです。
現在、我々は製造業向けのAIを開発し提供していて、これまでいくつものAIに関する開発を会社として行ってきました。このノウハウは非常に大切であり、今の顧客企業のニーズを把握するのに必須なことだと考えています。
一方で、これらの案件は顕在ニーズの実現、現場の課題をAIによって解決するという意味合いが強くあります。AIにできることが明確になり、現場の課題もAIによって解決でき始めたら、次は潜在ニーズの把握と掘り起こしに移る必要が出てきます。
ただし、潜在ニーズには痛みを伴うほどのニーズではない弱いニーズがも含まれていることも多く、その見極めは重要です。見極めていく基準としては「価値起点でソリューション提供できるかどうか」です。「この課題を解決によってどのような価値が産まれるのか」を考えていくことで、解決すべき潜在ニーズに対してソリューションが提供できるようになるはずと考えています。

では、その価値が産まれる場はどこか?それは現場、例えば製造業であれば製造の現場しかありません。そこに何度も立ち返って価値を考え、価値起点で提供できることを追求していく土壌を会社にも作っていきたいと思っています。

顧客からの依頼にそのまま答えるのは、受託案件に他ならなりません。我々は、将来どうなるかを見据えて、AIを活用した場合の課題解決力をさらに潜在ニーズにまで落とし込んでいくべきだと常に意識しています。これによって、現場の課題解決から事業部の課題解決、ひいてはその会社の課題解決に繋がっていく。この過程を迅速に行っているのが今の我々のフェーズです。

企業文化

前述した価値起点でソリューションを提供しようとすると、いくつかの困難が出てくることがあります。例えば、作ったサービスが実は想定した価値を生まなかったり、価値を生むことは分かっているが、そこに行き着くまでに技術開発に時間がかかったりする場合です。

潜在ニーズを一度で把握できなければ、何度も作り何度も確認し、繰り返すこともある。価値起点で提供するためには、本質を知る必要があるからです。私は、これらを試行錯誤できる土壌を作りたいと思っています。
新しいことをやれば失敗するのが当たり前。失敗を繰り返しても、リカバリできる、周りがサポートする。そういう文化が素敵だと思っています。
今の我々はまだ試行錯誤が頻繁に必要な段階です。だからこそ失敗をしても周りがサポートする姿勢が大事だし、それがひいてはメンバー全体のレベルアップにも繋がると考えています。

このためには、周りの人が「どういうことをしたいのか」「何ができる技術を持っているのか」を知ることが重要になります。周りの人がどうあるかを知ることで、それぞれが行動したときに、自然と同じベクトルで仕事ができるようになると信じています。
もしかしたらやりたいことを実現するときに、自分だけではできないこともあるかもしれません。その時は自組織を超えて、自社を超えてチームを作ると良い。そのためには、自社以外でどういう動きをしているのか、どういう人たちがいるのかという新しい情報を取り入れる姿勢が必要になってきます。
例えば、社内でノウハウの共有をしたりプロジェクトの報告をしたりすることでこの動きが加速すると思います。

「おもてなし」より一歩進んだ、「おもいやり」の会社になると素敵ですよね。

Source: Artificial Intelligence on Medium